あなたを待っている
12
翌日…
俺と由希美は公休日だったが、山ちゃんに報告するために店に向かった。
20時上がりの山ちゃんが店の裏口から出てくるのを待つ。
緊張を隠せない由希美の肩を抱きよせる。
『落ち着いて。大丈夫だよ。』
俺の声にうんうんと何度か首を縦に振った由希美。
そこに山ちゃんが現れた。
『お疲れ様です。』
俺の挨拶に山ちゃんは、
『お疲れ~。やっと、たこちゃんに振り向いてもらえたのかぁ?』
そう言って目を細める。
『やっと…。伝えられたんだ。千鶴とのこと、やっと決着がついたから。』
『そっか。良かったな…。』
『山ちゃん、俺達、結婚しようと思うんだ。山ちゃんは俺達の親みたいな人だから報告したくて…。』
山ちゃんは、私たち2人の頭を乱暴に撫でる。
『お前も、たこちゃんも我慢したもんな。おめでとう。たこちゃんのこと、幸せにしてやれよ!』
山ちゃんは、そう言って帰っていった。
俺と由希美は公休日だったが、山ちゃんに報告するために店に向かった。
20時上がりの山ちゃんが店の裏口から出てくるのを待つ。
緊張を隠せない由希美の肩を抱きよせる。
『落ち着いて。大丈夫だよ。』
俺の声にうんうんと何度か首を縦に振った由希美。
そこに山ちゃんが現れた。
『お疲れ様です。』
俺の挨拶に山ちゃんは、
『お疲れ~。やっと、たこちゃんに振り向いてもらえたのかぁ?』
そう言って目を細める。
『やっと…。伝えられたんだ。千鶴とのこと、やっと決着がついたから。』
『そっか。良かったな…。』
『山ちゃん、俺達、結婚しようと思うんだ。山ちゃんは俺達の親みたいな人だから報告したくて…。』
山ちゃんは、私たち2人の頭を乱暴に撫でる。
『お前も、たこちゃんも我慢したもんな。おめでとう。たこちゃんのこと、幸せにしてやれよ!』
山ちゃんは、そう言って帰っていった。