あなたを待っている
『はい。』

瑞穂ちゃんの返事に大ちゃんは瑞穂ちゃんを抱きしめた。


『たなくん、由希美ちゃん…。引越祝いだったのに、こんな話になっちゃって、ごめん。』

『いや。大ちゃんの本音が聞けて良かったよ。2人には俺達みたいに幸せになってほしいから。』

たなくんは私の肩を抱き寄せながら言った。

ピザを食べ終え大ちゃんと瑞穂ちゃんは帰っていった。


『何かね…あの2人が早く幸せになってくれたらいいなぁって思うの。』

『そうだな。』

『それでね…私達の子供と、あの2人の子供が男の子と女の子で、仲良くなって恋人同士になって結婚したりしたら何か幸せだよね。』

まだまだ先の話だけど、そんな未来があったらいいなって私は思った。
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