月影の涙Ⅱ~私はただの人形~【完】
【爽side】


皆、葉月が動く度にビクビクしてる。
それ見て葉月は凄い寂しそうな顔をした。


───葉月「ちょっと1人にさせて。」


出て行ってしまった。
皆すごいホッとした様子。なんで?



爽「さすがにそれは酷くない?」

虎牙「え、何が?」

爽「ビクビクしてるし、出ていけばホッとするし
葉月に対して失礼じゃない?」

海「ですけど昨日の事があったのですから…」

爽「だから何?」

晴「俺だって殺されそうになったんだぞ?」


虎牙「そうだよ、それに昨日の見たら少し怖く
て……」

大和「俺もこぇーよ。」



皆好き勝手言いやがって……



爽「葉月のこと何も知らないくせに!!」

晴「どういう意味だよそれ。」

爽「葉月が頑張って努力したり、色々耐えたり
1人で色々抱え込んで頑張ってるのに……
あんまりだよ……」



イライラが止まらなくて、そのまま葉月の家を出た。




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