月影の涙Ⅱ~私はただの人形~【完】
【葉月side】
無我夢中でどこかへ歩いた。
どこだかは分かんなくて、でも……
私が自分から記憶を消した場所まで。
男「ねぇーねぇーそこのおねぇーさん。」
誰かに、声をかけられたけど、そんなの知らない。無視して歩き続ける。
何回か止められたが殺気ですぐ居なくなった。
────
──────
──────────
気づいたら、ベンチに腰をかけていた。
そこは町を一望出来る場所で広かった。
サワッ
優しい風がふく。いいな。私も風になりたい。
大空を飛んでみたいよ。
葉が一枚落ちてくる。すぐ横を見ると、大きな桜の木。
もぅ夏なので咲頃は終わってしまったのだろう
緑色の葉が生き生きと育っている。
その木によっかかる。
そのまま座ってボーッとする。
無我夢中でどこかへ歩いた。
どこだかは分かんなくて、でも……
私が自分から記憶を消した場所まで。
男「ねぇーねぇーそこのおねぇーさん。」
誰かに、声をかけられたけど、そんなの知らない。無視して歩き続ける。
何回か止められたが殺気ですぐ居なくなった。
────
──────
──────────
気づいたら、ベンチに腰をかけていた。
そこは町を一望出来る場所で広かった。
サワッ
優しい風がふく。いいな。私も風になりたい。
大空を飛んでみたいよ。
葉が一枚落ちてくる。すぐ横を見ると、大きな桜の木。
もぅ夏なので咲頃は終わってしまったのだろう
緑色の葉が生き生きと育っている。
その木によっかかる。
そのまま座ってボーッとする。