月影の涙Ⅱ~私はただの人形~【完】
星華「っ!?」
晴「おい、今なんて!?」
葉月「……っ!?な、何がよっ」
ドスッと自分の席に座った。
俺は海の目を見た。海もこっちを見ていた。
どうなってんだ。とでも言うように。
《葉月》
髪が腰の高さまでありおろしている。
色はキャラメル色だ。
前髪も伸ばしていて右目をかくしている。
目の色は黄緑。
キーンコーンカーンコーン
授業終わりのチャイムが鳴る。
虎牙「はぁ~お昼だぁ~!」
晴「虎牙行くぞ」
虎牙「え?うぇ?まっ、待ってーヾ(*・ω・)ノ゙」
葉月が教室を出ようとする。
パシッ
手を掴んだ。
晴「待てよ。お前に話がある。」
葉月「残念、私はない。」
俺の手を振り解こうと頑張ってる。
海「俺達はあるので~」
そのまんま葉月を連れていってしまった。
俺達も追いかけて屋上へ行った。
何も会話をしないでフェンスによっかかる。
海は俺達が来たのに気づき話し始める。
海「ようやく来たので話しましょうか。」
葉月「……何をよ」
海「そうですねー。
なぜ瑠璃の事を知っているのかですね。」
葉月「そんな人知らないわよ。」