月影の涙Ⅱ~私はただの人形~【完】
シュンッ!
目にもとまらぬ速さで走り出す。
そのままJUMPし、執事さんの背後に周り拳を突き出す。
パシッ
が、止められた。
稀月「あっれー?なかなかやるねぇー。」
稀月「……あはは、早く殺し会おうよ!」
っ!?
な、稀月!?殺し会う?意味がわからない!
稀月?じゃあこの一面の血は貴方が殺した人の血ですか?
バキ-ンッ!
激しい戦いが続いている。
何といっても稀月は素早い。
それに執事さんも苦戦しているようで……
俺たちはここに居てイイんだろうか?
逃げた方がいいのではないか?
そんな考えなんてあっという間だった。