月影の涙Ⅱ~私はただの人形~【完】
葉月「虎牙危ない!!!!!!」

虎牙「え?」





一瞬だった。

執事さんがたまたま僕側にいた。稀月が攻撃をしてきたが交わされる。

そのまま蹴りだされた足は僕の後ろの上の壁に当たって僕の上に崩れてきた。





虎牙「うゎ!?」





目を閉じた。





ガラガラガラッ





一斉に崩れだす壁、だが痛く無かった。

恐る恐る目を開けてみるとそこには……





虎牙「執事さん!?」

執事「ご、御無事ですか?」

虎牙「僕の事よりも執事さんだよ!怪我してる
よ!」







ペタペタペタ





稀月がこちらに近付いて来る。
それと同時に執事さんが構えだす。





ドクン ドクン





心臓の音が五月蝿い。
やめて!って言いたいけど……稀月の殺気が半端ない。



口はニタニタと笑い、目は殺気に満ちている。




────稀月「やっほー!!!!」




あんな時の稀月なんかじゃなかった。




ペタ




執事さんの前で止まった。





そして……








(⌒〜⌒)ニンマリ

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