月影の涙Ⅱ~私はただの人形~【完】
もう、心も体もボロボロだった。この希望も見えない喧嘩。勝てる確率なんて1%もなかった
ドスッ バキッ
一方的に殴られる。
もぅダメだ。そう思い目を閉じた……その時だった。
『うあああああああああああああ!!!!!』
急に叫び出した。目を開けると目の前に俺を殴っていた人の胸ぐらを掴む奴がいた。
「イジメ?イジメは良くないんだよ?」
『ち、違っ、き、貴様は……』
「誰だろうねぇー。それよりばいばーい。」
『は?』
バキ-ンッ!
凄い音が響いた。
「あんた達も……」
『ひ、ひぃ。』
『や、やめ……』
ドスッ バキッ ドカッ
あっという間に3人を倒してしまった。