月影の涙Ⅱ~私はただの人形~【完】
お前さえ居なければ
【瑠璃視点】
パッと視界がひらける。
『まぁんまぁー』
「瑠璃ー?起きたの?」
眠そうに目をこすって出てきた。あれは瑠璃?
じゃあもう1人はお母さんか?
でもぼやけてて全然顔が見えない。
『まぁんまぁー、何してるの?』
「あ、えぇ、なんでも無いわ。」
そう言って何かを隠した。でも俺達からは見えたんだ。隠した向う側が。
ボロボロで意識もあるかわからない位に酷い姿の子供。
それから何度か瑠璃の周りでその子供を見かけた。何故かわからないがその子供は酷い虐待を受けていた。
いつの日かその子供は見かけ無くなった。
『まぁんまぁー!』
時はたち瑠璃も5歳?位になった。
「何?どうしたの?」
『遊園地いきたぁーい!!』
「ふふふ、しょうがないわねー。」
甘やかし過ぎではないかという程に毎日出かけていた。
そして、瑠璃も自然な笑顔だった。
お母さんも悪い人にはとうに見えない。瑠璃と同じ様に満面の笑みで笑っていた。
パッと視界がひらける。
『まぁんまぁー』
「瑠璃ー?起きたの?」
眠そうに目をこすって出てきた。あれは瑠璃?
じゃあもう1人はお母さんか?
でもぼやけてて全然顔が見えない。
『まぁんまぁー、何してるの?』
「あ、えぇ、なんでも無いわ。」
そう言って何かを隠した。でも俺達からは見えたんだ。隠した向う側が。
ボロボロで意識もあるかわからない位に酷い姿の子供。
それから何度か瑠璃の周りでその子供を見かけた。何故かわからないがその子供は酷い虐待を受けていた。
いつの日かその子供は見かけ無くなった。
『まぁんまぁー!』
時はたち瑠璃も5歳?位になった。
「何?どうしたの?」
『遊園地いきたぁーい!!』
「ふふふ、しょうがないわねー。」
甘やかし過ぎではないかという程に毎日出かけていた。
そして、瑠璃も自然な笑顔だった。
お母さんも悪い人にはとうに見えない。瑠璃と同じ様に満面の笑みで笑っていた。