any thing

 「ブツブツブツ・・・」

 はぁ。やっと終わったわ。

 フランクを待たせたかしら・・?

 まあ、いいわ。フランクはさっき、あたしを騙したんだから!

「フランク?終わったわ。」

 「・・あぁ。」

 フランクの元気がない。どうしちゃたのかしら?

 「さっ!行きましょ!!」

 「なにしたんだ?」

 「あら、ちょっとね!!」

 「なにしたんだよ!」

 「魔法をかけたの!!」

 「・・・・しらない。」
 
 「いいわよ、別に!皆、知ってるからね!」

 「・・・・。」

 「さ!急いで!!」

 「あぁ・・。」

  フィーラはあたりを見回し、そのペンダントを内に収めた。

 「さ!先に行って!」

 窓をさしていう。

 「え?」

 「そうよ!ここから!」

 「-。わかった。」

  

 フィーラはそっと、ドアに鍵を閉めた。

 もちろん、魔法で・・。

 

 
 「フィーラ!!!」

 この声は・・・!!お母様!!

どうやら、タイムリミットかしら。

 「ちょっと、フランク早く行きなさいよ!!」

 「ま、まてよ。押さないで!!」

  声が震えてる。

 「もう、時間がないのー・・!!さっさと行きなさいよ!!押すわよ!!」

  押し殺した声でフィーラは言う。

 あたりがだんだん、ざわざわし始めた。

 「エリザベス様~!!」

 あの、フランベールの声も聞こえた。
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