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====フランク===

 フィーラの後を、無我夢中で追っかけてきたフランクは頭を抱えていた。

 フィーラが泣いていたからだ。

 本気で・・。

 おれが泣かしてしまった・・。

 あんな嘘をいったばかりに・・。

 でも、フィーラに本当のことを明かしてなんになる?

 ただ、同情されるのはごめんだ。

 まぁ・・しないだろうな。こんな状況では同情もしてくれないだろう・・。

 次に見た時はフィーラは眠っていた。

 こんなに時間が過ぎていたなんて・・。

 ・・・・。

 フランクはとりあえず、フィーラの横に座った。

 そして、ぐちゃぐちゃになったフィーラの服の上に自分の服をかけた。

 これで、大丈夫だ・・。

 さて・・・フランクは考え始めた。

 そして、置き手紙を残してふらふらと歩き始めた。

 
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