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少し、緊張が走った。

「・・・・なんであなたにそんなこといわれなきゃならないの?関係ない人なのに。
 どういうつもり?あなた、あたしになりきってるの?」

「いや・・別にそういうつもりじゃ・・ないんだ。ただ・・」

「ただ、何よ?!」

「ただ・・こういうことは、世界に関係することだ。ひとりの勝手な行動により、世界は
 大きく変わるのさ。」

「・・・・そうなるまえになんとかするわよ。王族をさがせばいいんだから。いくらでも 権力の欲しい人ならいるでしょ?この世界」

「あぁ・・・そうだな。」

「もう、首、つっこまないで!!!」

「・・・わかった。」

フランクは、うまく言えない自分に腹がたった。

「くそっ!」

とフィーラには聞こえない声でつぶやいた。

「フランク、もう、出て行って。」

「・・・・・」
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