学園世界のイロジカル
あれ…地震で言うと、震度5,6はあるんじゃない?




けど範囲は狭いらしく、私たちのところへは全然来ないから分からない。





「てゆーか、なんで地震みたいなのが起こるのかな、さっきから…」





歴史関係なくないかな?


どうやらアレン君の戦い方は、古い歴史の本を操って使うらしいんだけど。



歴史との共通点が見つからないのだ。





「いや…見て下さい、あれ」




零がなにかに気付いたようで、ピッとアレン君が持っている分厚い本を指さした。




えーっと、遠いけどなんとなーく…



小さい英語の文字が右側のページに、左側のページに絵が描かれているのが分かる!





「あの左のページ、よくみて下さい」




「えー、遠いな…


ん、とぉ…ああ!あれ!」




零が深くうなずいた。


なるほどね。アレン君の攻撃パターンがやっとわかったよ!




「あの絵、地震の絵だった!」



「はい。しかも描かれている人の服装からして日本の昔。

関東大震災辺りでは、と思います」




「つまりアレン君は、人間界の歴史の本で攻撃してるのか!!」




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