学園世界のイロジカル
「椿、そろそろ先生が来ます。
そんな阿呆面晒してたらこの3年間損しますよ…
…ま、僕はもうこの学園になんの期待もしてませんがね」
…同感だよ、零。
初めて同じ考えに至ったね。
ま、向こう3年間考えが一致することが
無い気がしてならないけどね!
ま、それはともかく。
私も、はっきり言ってこの学園には…なんの期待もしてない。
「…超能力って、どーゆーことなんだろうね……」
私がこの学園に入学した理由の1つは…
この学園が全寮制と聞いたからだ。
1人暮らしよりよっぽどマシ…そう思ってきたんですけど!
だから選んだんですけどー!
異世界に生きるってなんですか?
私高1、中2じゃあないの!
「僕は…昔イギリス在学時代に、"魔法"に関しての論文を読んだことがあります。
確かに素晴らしい論文でしたが…結論として、魔法なんて物はあり得ない。
そう、僕に改めて気付かせてくれるものでした」
「私、魔法とか超能力とか信じない系なので」
「僕もあまりに非現実な物は信じないタイプです」
2人揃って大きなため息をつく。
…私たちだけじゃない。
この教室にいる皆が皆、今"ココ"にいることを悔やんでるいように見えた。
そりゃそうだ。
ここにいるのは…零程に行かずとも
多い敵との死闘の中、勝ち残った頭脳派達。
こんなふぁんたじっくなもの、信じる人の方が少ないって。
「…超能力なんてあったら。
この世界は破滅すると…僕は思いますけどね」
私も…、そう言いかけた刹那。
教室のドアがガララーッ!と勢い良く開いた。
教室に響き渡る音に皆驚き、視線を向ける。
その視線の先に立っていたのは、
1人の男子高校生だった。
そんな阿呆面晒してたらこの3年間損しますよ…
…ま、僕はもうこの学園になんの期待もしてませんがね」
…同感だよ、零。
初めて同じ考えに至ったね。
ま、向こう3年間考えが一致することが
無い気がしてならないけどね!
ま、それはともかく。
私も、はっきり言ってこの学園には…なんの期待もしてない。
「…超能力って、どーゆーことなんだろうね……」
私がこの学園に入学した理由の1つは…
この学園が全寮制と聞いたからだ。
1人暮らしよりよっぽどマシ…そう思ってきたんですけど!
だから選んだんですけどー!
異世界に生きるってなんですか?
私高1、中2じゃあないの!
「僕は…昔イギリス在学時代に、"魔法"に関しての論文を読んだことがあります。
確かに素晴らしい論文でしたが…結論として、魔法なんて物はあり得ない。
そう、僕に改めて気付かせてくれるものでした」
「私、魔法とか超能力とか信じない系なので」
「僕もあまりに非現実な物は信じないタイプです」
2人揃って大きなため息をつく。
…私たちだけじゃない。
この教室にいる皆が皆、今"ココ"にいることを悔やんでるいように見えた。
そりゃそうだ。
ここにいるのは…零程に行かずとも
多い敵との死闘の中、勝ち残った頭脳派達。
こんなふぁんたじっくなもの、信じる人の方が少ないって。
「…超能力なんてあったら。
この世界は破滅すると…僕は思いますけどね」
私も…、そう言いかけた刹那。
教室のドアがガララーッ!と勢い良く開いた。
教室に響き渡る音に皆驚き、視線を向ける。
その視線の先に立っていたのは、
1人の男子高校生だった。