学園世界のイロジカル
本当…どこからともなく飛んできたと思ったら、急にナミの前にいて。



さすが忍者、って感じ。





「実力は俺やナミもコイツに勝てるかわかんねぇレベルだよ。



ま、忍者って言う職を理由にして学園行事を色々サボったりしてるから第三席止まりだけど」





…確かに龍矢、サボりそう、色々。



…そしてすごい親近感を感じる、サボり仲間になれそう。





「まあ忍者っていう職自体なかなかなれねえ。多分学園の生徒じゃコイツだけだし」




「へー…で、それと闇烏?って何が関係あるの?」





私の質問に龍矢はちょっと困った笑みを浮かべると「なんか…自然に…」とか意味わかんないことを言ってるし。




その様子を面白そうに笑いながら柊は見ている。




「忍者って言う職自体少ないから人気もかなり大きい。


いつも紺の闇にまぎれるような格好してるし、このコートを着てるんだよな。



それで大ジャンプしてコートがひるがえるのを見た一部のファンが”闇烏”なんてゆう異名をつけたんだ」




「つまり、強く人気があるからできた通り名ですね」





「はは…僕はこれでも”龍”矢なんだけどね」







た、確かに。龍なの烏なの?って感じ。




でも…ぴったりな通り名だ。すごいしっくりくるもん。



< 111 / 533 >

この作品をシェア

pagetop