学園世界のイロジカル
黒髪で、片方だけメガネをかけているみたいな不思議なモノを耳にかけている。
かなりの美少年だけど…みんな、面識はないみたい。
「ま、ショーも学生決闘も素顔を隠してますからね」
「…名前はなんなのよ」
「あら、ナミさんではありませんか。
私が辞退したおかげで第二席になれました…あ、もう無理ですか」
まるで観客に話しかけるようなわざとらしい敬語は、逆に私たちの神経を逆なでする行為だ。
ナミもイラついてるし…ナミさん、眉間!シワ、凄いですよ!
そんなナミを面白そうに笑いながら見ると、Qはスーツのポケットから銀色に光る懐中時計を出し、私たちに見せる。
「もう…あと1、2分で始まろうとしています。
管理委員会の者達が慌てふためく姿が目に浮かびます…第一席、第二席、第三席の候補者がいないのですからね」
Qは右手をパーに開く。
ポン!という音がしたと思ったら、そこには黒いステッキが。
それをくるりと一回転してみせると、壁にステッキの先を向ける。
するとそこに…急に映像が浮かぶ。
薄暗いだけだから…ううん、よく見えないな。
でも…なんか、きらびやか…っぽい。
すっごい大きなシャンデリア…だよね、あれ。
それに人がいっぱいいる。みんなドレスを着て着飾ってるな…ある意味凄い空間…
どこのお金持ちのパーティーよ。
かなりの美少年だけど…みんな、面識はないみたい。
「ま、ショーも学生決闘も素顔を隠してますからね」
「…名前はなんなのよ」
「あら、ナミさんではありませんか。
私が辞退したおかげで第二席になれました…あ、もう無理ですか」
まるで観客に話しかけるようなわざとらしい敬語は、逆に私たちの神経を逆なでする行為だ。
ナミもイラついてるし…ナミさん、眉間!シワ、凄いですよ!
そんなナミを面白そうに笑いながら見ると、Qはスーツのポケットから銀色に光る懐中時計を出し、私たちに見せる。
「もう…あと1、2分で始まろうとしています。
管理委員会の者達が慌てふためく姿が目に浮かびます…第一席、第二席、第三席の候補者がいないのですからね」
Qは右手をパーに開く。
ポン!という音がしたと思ったら、そこには黒いステッキが。
それをくるりと一回転してみせると、壁にステッキの先を向ける。
するとそこに…急に映像が浮かぶ。
薄暗いだけだから…ううん、よく見えないな。
でも…なんか、きらびやか…っぽい。
すっごい大きなシャンデリア…だよね、あれ。
それに人がいっぱいいる。みんなドレスを着て着飾ってるな…ある意味凄い空間…
どこのお金持ちのパーティーよ。