学園世界のイロジカル
「…二階堂椿さん、ですね」




「は…はぁ…」





Qはそれだけ言うと、すぐに顔を少ししかめる。



えと…私、なにか恨みかったのかな?



知らず知らずのうちに、変な恨み買っちゃったかな??





無言の圧力にそろそろ耐えられなくなったころに、Qはふっと息をこぼした。






「…なぜでしょうか。

貴方の情報は、何もかもが消されている」





「…は?」




え…え?


いや、なぜでしょうかって…え!?わ、私が聞きたいって!!




「さすがQ…零の情報と言い、数少ない影系の職、手品師のトップ。


どうやって情報を手に入れたのか知らないけどさ…



椿の情報がないって、どうゆうこと?」





ニコッと笑う龍矢…けどその笑みは、なんか薄っぺらい。



変な違和感…がある。




それは気のせい?



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