学園世界のイロジカル
…信じる他ない?


いや、いやいやいや!



「…零、私達…夢でも見てるのかな?」



右隣に立っている零に、恐る恐る話しかける。


お、お願いだから!「そうですね」とか言ってくれない!?


…そんな期待を込めた目を零に向けて。




「人と同じ夢、かつ夢の中で会話できるなどありえません。


…恐ろしい話ですが


…これは、真実なのでしょう…」




「いや、でもドッキリとかかもよ、うん!

どっかの国の…日本で言う映画村的な!?そんなところじゃないかな!?」





信じたくない。


ぜっったい信じたくない!




ここが異世界なんて…信じてやるものか!





「まあ、信じる信じないは人それぞれ。

お前らには…この国で生きる"権利"がある。


…ま、こんなこと言っても簡単には信じないか」




「信じるわけないでしょおおぉぉ!

Where・is・here!?」



「だから、はんせか…」



「うるさい!シャラップ!」





会長さんは黙ってて、お願いだから!


脳内整理をする時間をください!







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