学園世界のイロジカル
「わあ、すごい!


ちょっと、もう1回!もう1回!」




「うるさいです、もう暗いですし」





「い、いやでも…!」










_キィン










「…ほんっと、うるせえぞお前ら」







突如なったマイクがキン、と響く音。


その音と共に、ちょっとしたノイズと




”あいつ”の声…






その声が会場に響き渡った刹那、ざわついていたものが嘘だったかのように静まり返る。






「あーっと。なんだったかな。

挨拶…考えたけど忘れちまった、色々あったし」




ちょっとヤンキー口調みたいな感じの声。



間に合った…?





「ま、これからよろしくってことで」




その言葉が言い終わると、パッと一気に会場のステージの照明が点く。



…ここ、王城なのに照明とかの器具がそろってて、すごいなあ。




そんな事を思いながら、急な光に目を細めながらステージを見上げる。




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