学園世界のイロジカル
「俺は野口柊。

鳥月宮学園高等部1年、兼、科学と工学の研究者だ。



…そして」





不適に笑う柊は、くるっと私たちに背中を見せると、手をステージの後方にやった。



そこには…3人の人が立っている。





「今日から、生徒会長…


つまり、ここにいる3人含む”半世界五傑席”の”第一席”だ」







口角を上げそう言った柊。



柊が紹介を終えると…





「「「ウゥオオオオオオオオオオオオオオ!!!」」」




「「「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」」」






会場いっっぱいの、歓喜の声…!




「柊…!」



「…間に合ってくれたようですね」




私たちの声なんて、すぐに周りの声に掻き消されてしまったけど。




なぜか、心がぽっと温かくなる。







「まだまだ終わりじゃねえぜ?」










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