学園世界のイロジカル
02.純陽決闘篇
__この世界に産まれた意味など

結局、ありなどしなかった






「おめでとう。江崎零君」







この学園に入学しようと決めたのは、早かった。




長かったのは、それまでのつまらない人生だった。




14年間、僕はどれほど無意味な時間を過ごしていたかが




”合格通知”を受験当日にもらった今、なぜか痛感した。







「…君はどうして、この学園を望んだの」



「…日本の大学に行くためです」



「へえ…」










とある少年はただ願った


















『楽に、自由になりたい』

























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