学園世界のイロジカル
も…もう、分かってるさぁそれぐらい!



ちょ〜っとした冗談だって!



「ごめんって!

で、ここはどこなの?」



さすが、頭が良い零!

すぐに私との会話自体馬鹿らしいと思ったらしく、説明をし始める。


…あれ、私との会話自体馬鹿らしいって…?なんか今、自虐したなぁ私…?



そんな私のことなども知らず、零は辺りを見回す。



「ここは、1つの家らしいですよ?

椿の」




「ふーん…


って、ええぇぇぇ!?


こ、ここ私の家!?」




「はい。

ちなみにここら辺は

鳥月宮学園の生徒が住む家が何軒か立ち並ぶところらしく、

僕の家は椿の隣でした」





…一種の住宅街みたいな感じか。


それにしても…家って…




どんだけお金かけちゃってんのよオイ。鳥月宮ー!





「…しょうがないですよ、

これがこちらの世界での…"普通"らしいですからね」




零は壁にもたれかかりながら、ふぅっとため息をはいた。




その表情は、なんかもう…開き直ってる感じがする。


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