学園世界のイロジカル
ううん、残念。



まあたまには休憩も必要だよね。



土日以外学園に行って授業受けてから訓練していて、もうかなり最近疲れてるし…




「…変わったな、おめえら」




「え?どこが?」




「いいや、なんでもねえや。

じゃーな、今からミーティングだったわ」





私と零を置いて、颯爽と研究所に向かう柊。




その背中が見えなくなったところで「帰ろうか」と言って歩き出した。




時刻はもう19時。




まだこの時間は暗いし…人通りも少なくなってきてるし。




練習施設の受付の女の人もちょっとお疲れムードだったし。お疲れ様です。






「ねえ零、この後どこか食べに行かない?」




「どこかって…ポイント貧乏の僕たちがですか」




「いやいや、それが良い収入があってさ~」




私はもちろん、零ももちろん働いてなんかいない。



…この言葉だけ聞いたらちょっと危機感持てよって思われるかもしれないけど、一応私たちは高校生!



…零は高校生をすでに1年間やったことがあるらしいけど!




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