学園世界のイロジカル
ふふん、お忘れなようだね江崎零君。





「ほらほら、前のQの時さ。

私がみんなを移動魔法で送ったおかげとか、巻き込んじゃったお詫びとかで色々奢ってくれるーとか言ってたじゃん!」




「言ってたっていうか無理矢理椿が約束させたんですよね」




ち、違う違う。

いやー、それぐらいするのが普通なんじゃないかなー?っていうさー…




「んで、1人1万ポイントずつもらったの!零にもあげるってさ!」




「高校生の1万円…1万ポイントはでかいですけど」




「いや、あの3人色々なところで稼いでるらしくてさ、お金持ちなんだよ!」




職も3人とも重役についてるらしいし。

半世界五傑席も資金が配られるらしいし。

なにより学生決闘の賞金でじゃんじゃんポイント稼いだらしく。




「ま、今日はラーメンでも食べに行こうよ!」




「…そうですね、たまには」




あれ、珍しい。



零嫌がるかなーと思ってたのに。嫌がる零を無理矢理引っ張って行かなきゃなーって思ってたのに。




「んじゃ行こー!ここから10分ぐらい歩いたところにあるらしいからさ!」




いやー、久しぶりの麺類にありつけそう!


最近お米とパンと卵料理が主な食事だったからなぁ…




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