学園世界のイロジカル
01.新歓撹乱篇
高くそびえるビルの群衆から漏れる光は、わずかで。
「…あっつい」
けれどそのわずかな日光にも関わらず、4年間住んでいたあのド田舎より暖かい気候…
爽やかな春風が吹き、鎖骨程まである黒髪をなびかせる。
髪は下ろしているけど、少し髪を取っていて…ツインテール+下ろしている髪。って感じ。
変わった髪型かもだけど、この髪型はなんだかんだ気に入ってる、うん!
ナンバーワンよりオンリーワンでしょ?
…意味違う?
遠くの方にある信号機が青く光ると、人々は歩き出し"雑踏"という言葉はこのためにあったのかと思わせる…
そしてそこから少し歩いたところにある駅に乗り、3駅目。
そこで降り、10分程人の流れに逆らって歩くと…
「…到着」
目の前にはビルの群衆…ではなく、
青々とした木の群衆。
とても大きい海沿いに広がるこの森一帯は、
私がこの3年間暮らす"鳥月宮学園"の敷地だ。
「…桜とか咲いてないわけ?
普通入学式=桜咲く!って感じじゃないの?」
そんな文句を言いながら1歩敷地内へ入った。
…気のせい、なのかな。
『__……めて』
私の中に眠っている"何か"が目覚める音がしたのは、気のせい……?
『__目覚めて………』
「…あっつい」
けれどそのわずかな日光にも関わらず、4年間住んでいたあのド田舎より暖かい気候…
爽やかな春風が吹き、鎖骨程まである黒髪をなびかせる。
髪は下ろしているけど、少し髪を取っていて…ツインテール+下ろしている髪。って感じ。
変わった髪型かもだけど、この髪型はなんだかんだ気に入ってる、うん!
ナンバーワンよりオンリーワンでしょ?
…意味違う?
遠くの方にある信号機が青く光ると、人々は歩き出し"雑踏"という言葉はこのためにあったのかと思わせる…
そしてそこから少し歩いたところにある駅に乗り、3駅目。
そこで降り、10分程人の流れに逆らって歩くと…
「…到着」
目の前にはビルの群衆…ではなく、
青々とした木の群衆。
とても大きい海沿いに広がるこの森一帯は、
私がこの3年間暮らす"鳥月宮学園"の敷地だ。
「…桜とか咲いてないわけ?
普通入学式=桜咲く!って感じじゃないの?」
そんな文句を言いながら1歩敷地内へ入った。
…気のせい、なのかな。
『__……めて』
私の中に眠っている"何か"が目覚める音がしたのは、気のせい……?
『__目覚めて………』