学園世界のイロジカル
2.好き、嫌い
「んー、とりあえず2人オススメのカフェとか?
美味しいケーキと美味しいコーヒーがある店がいいなー」
「じゃあ、あそこじゃね?」
「きっと俺、柊と同じところ考えてる」
まるで意思疎通のようにニヤニヤしあいながら、私の先を行く2人。
…なんかよく分かんないけど、五傑席御用達のお店らしい。
城下町の裏通り、そんなに人がいないところを進むと、ふいにほわぁんと、甘い匂いとコーヒーの匂いが私の鼻に届いた。
右手には小さな小さな可愛いお店。
小物とかがたくさん飾ってあったり、紅茶が飾ってあったり。
「…ここ?」
「そ」
2人に続いて入ると、さっきよりもあの匂いが少し強くなった。
店内にはお客さんはおばあさんとおじいさんがいるだけ、あとは40代ぐらいかな?
ダンディで素敵なおじさまが。
「マスター」
「お、柊に龍矢。1ヶ月ぶりぐらいか?
忙しいみたいだね」
「まあね…こちらは椿。
外部組の1年だよ」
こんにちは、と挨拶すれば「可愛らしいお嬢さんだ」なんて言って笑ってくれるおじさま。もう、かっこいい!
40過ぎであんな素敵なおじさま、そうそういない!
とりあえず席について、メニューを広げる。
たくさんの種類の紅茶にコーヒー。
他にもいくつかのメニューが。
「んじゃ、私は今日のコーヒーとアップルパイで!」
「俺はブラックのアメリカンコーヒーに…クッキー」
「俺はアールグレイの紅茶で」
まもなくして運ばれたコーヒー、紅茶にケーキにクッキー。
お皿も綺麗な花柄。
やっぱりマスターさん、趣味が良い!
美味しいケーキと美味しいコーヒーがある店がいいなー」
「じゃあ、あそこじゃね?」
「きっと俺、柊と同じところ考えてる」
まるで意思疎通のようにニヤニヤしあいながら、私の先を行く2人。
…なんかよく分かんないけど、五傑席御用達のお店らしい。
城下町の裏通り、そんなに人がいないところを進むと、ふいにほわぁんと、甘い匂いとコーヒーの匂いが私の鼻に届いた。
右手には小さな小さな可愛いお店。
小物とかがたくさん飾ってあったり、紅茶が飾ってあったり。
「…ここ?」
「そ」
2人に続いて入ると、さっきよりもあの匂いが少し強くなった。
店内にはお客さんはおばあさんとおじいさんがいるだけ、あとは40代ぐらいかな?
ダンディで素敵なおじさまが。
「マスター」
「お、柊に龍矢。1ヶ月ぶりぐらいか?
忙しいみたいだね」
「まあね…こちらは椿。
外部組の1年だよ」
こんにちは、と挨拶すれば「可愛らしいお嬢さんだ」なんて言って笑ってくれるおじさま。もう、かっこいい!
40過ぎであんな素敵なおじさま、そうそういない!
とりあえず席について、メニューを広げる。
たくさんの種類の紅茶にコーヒー。
他にもいくつかのメニューが。
「んじゃ、私は今日のコーヒーとアップルパイで!」
「俺はブラックのアメリカンコーヒーに…クッキー」
「俺はアールグレイの紅茶で」
まもなくして運ばれたコーヒー、紅茶にケーキにクッキー。
お皿も綺麗な花柄。
やっぱりマスターさん、趣味が良い!