学園世界のイロジカル
「いただきまーす!………って、なにこれ……!」
なにこのアップルパイ…すっごい美味しい……!
「りんごの甘さの中にあるちょっとした酸味。
それを引きたてるキャラメルの匂い……シナモンの味も少しある。
口に入れた瞬間りんごはほろろ…っと溶けていって、そしてパイの部分は……」
「落ち着け椿。ここのケーキが不味いわけねえだろ」
柊も美味しそうな顔でクッキーを頬張り続けてる。
良いなー、と思って見た私に対してクッキーを遠ざけたのは…なによ、私が食べるとでも!?
……食べようと思いましたとも、美味しそうでしたものアイスボックスクッキー!
「あはは、やっぱりマスターの淹れる紅茶は美味しいよ。
俺は紅茶に詳しいわけじゃないけど、他のどのカフェより美味しい気がするな」
「龍矢、きっとそれは本当に気がするだけさ」
年を感じさせないその笑顔、もうメロメロになりそう。
それに2人とも仲良いなんて、もう何者ですか?ってレベル!
「ここはこんなに美味いのに、裏通りで目立たないせいかそんなに客が来ないんだよ。
だから俺ら五傑席の間で代々ここが紹介されるんだ。
ま、1回でも来たら90%以上の確率で常連になるな」
うん、これは常連になるわ。
オシャレな雰囲気に美味しいケーキ。
良い香りがするコーヒーに落ち着いた店内。
それにこんなにかっこいいマスターさんがいるんだもんね!
「それにしても今日は長月宮はテストなんじゃないのかい?」
「ああ、そうだよ。
でも今回から龍矢が1位にならないと俺は思うね」
「おや、なんでだい?」
「今年の外部組にすっごい天才がいるんだ」
多分、それって零のことだよね?
……って、龍矢今まで1位だったの!?
「3年間1位って…それもすごいね」
「いいや、俺は2年と少し、1位だっただけだよ」
「へー…じゃあ最初の方はどうして?」
よく男子にありがちな、後半思いっきり順位あげてくるパターンですか?
「ううん、ちょっと3回目のテストまでは受けてないんだよね、俺」
「……なんでか聞いてもいい?」
「別に、ただ入院して入学が遅れただけだよ」
なにこのアップルパイ…すっごい美味しい……!
「りんごの甘さの中にあるちょっとした酸味。
それを引きたてるキャラメルの匂い……シナモンの味も少しある。
口に入れた瞬間りんごはほろろ…っと溶けていって、そしてパイの部分は……」
「落ち着け椿。ここのケーキが不味いわけねえだろ」
柊も美味しそうな顔でクッキーを頬張り続けてる。
良いなー、と思って見た私に対してクッキーを遠ざけたのは…なによ、私が食べるとでも!?
……食べようと思いましたとも、美味しそうでしたものアイスボックスクッキー!
「あはは、やっぱりマスターの淹れる紅茶は美味しいよ。
俺は紅茶に詳しいわけじゃないけど、他のどのカフェより美味しい気がするな」
「龍矢、きっとそれは本当に気がするだけさ」
年を感じさせないその笑顔、もうメロメロになりそう。
それに2人とも仲良いなんて、もう何者ですか?ってレベル!
「ここはこんなに美味いのに、裏通りで目立たないせいかそんなに客が来ないんだよ。
だから俺ら五傑席の間で代々ここが紹介されるんだ。
ま、1回でも来たら90%以上の確率で常連になるな」
うん、これは常連になるわ。
オシャレな雰囲気に美味しいケーキ。
良い香りがするコーヒーに落ち着いた店内。
それにこんなにかっこいいマスターさんがいるんだもんね!
「それにしても今日は長月宮はテストなんじゃないのかい?」
「ああ、そうだよ。
でも今回から龍矢が1位にならないと俺は思うね」
「おや、なんでだい?」
「今年の外部組にすっごい天才がいるんだ」
多分、それって零のことだよね?
……って、龍矢今まで1位だったの!?
「3年間1位って…それもすごいね」
「いいや、俺は2年と少し、1位だっただけだよ」
「へー…じゃあ最初の方はどうして?」
よく男子にありがちな、後半思いっきり順位あげてくるパターンですか?
「ううん、ちょっと3回目のテストまでは受けてないんだよね、俺」
「……なんでか聞いてもいい?」
「別に、ただ入院して入学が遅れただけだよ」