学園世界のイロジカル
3.結果発表
「2日連続登校なんて、五傑席の3人にしては珍しいよねー」
「まあテストだしな」
「しょうがないよねぇ」
テスト翌日。
今日は結果発表のため、よっぽどのことがない限り登校しなきゃいけない日。
いつもはそんなに来ていない3人も、年に5回、2日連続で来る日があるのです。
「なんかさ、よく学園ドラマとかで成績はりだしてるけど…
実際私聞いたことないや」
「私もないなー」
「俺も」
柊はいつもと変わらない。
昨日のことが無かったかのよう。
柊は多分、寂しかったんだと思うんだよね。
自分を助けてくれる人は、いずれ消えてしまう。
そう思うと悲しくなってしまったんだとおもう。
「…柊!」
「あ?」
くるっと振り返って、ちょっと眉を潜めながら「なんだ?」と聞いてくる柊。
ふっふー。
「はい、みんなにプレゼンツ。
マイ手作りクッキーだい!心して食べるなりー!」
昨日頑張って作ったんだからね、感謝してよ!
料理は得意でも苦手でもなく、まあ人並み程度にはできてると思う。
味見はしてないけど、まあなんとか……
「………え、待って…私の味覚がおかしくなければ…
これ絶対クッキーじゃないよね椿」
「え?」
「椿、しょっぱいしすっぱいのはなんでですか?
よく砂糖と塩間違えたとかなら聞きますけど、なんで酸味があるんですか」
「それにアイスボックスクッキーもどきみたいな見た目だよ…
今度私、料理教えようか…?」
「あ、俺今日仕事あるから…じゃなくて、もうお腹いっぱいだからありがとう」
「まあテストだしな」
「しょうがないよねぇ」
テスト翌日。
今日は結果発表のため、よっぽどのことがない限り登校しなきゃいけない日。
いつもはそんなに来ていない3人も、年に5回、2日連続で来る日があるのです。
「なんかさ、よく学園ドラマとかで成績はりだしてるけど…
実際私聞いたことないや」
「私もないなー」
「俺も」
柊はいつもと変わらない。
昨日のことが無かったかのよう。
柊は多分、寂しかったんだと思うんだよね。
自分を助けてくれる人は、いずれ消えてしまう。
そう思うと悲しくなってしまったんだとおもう。
「…柊!」
「あ?」
くるっと振り返って、ちょっと眉を潜めながら「なんだ?」と聞いてくる柊。
ふっふー。
「はい、みんなにプレゼンツ。
マイ手作りクッキーだい!心して食べるなりー!」
昨日頑張って作ったんだからね、感謝してよ!
料理は得意でも苦手でもなく、まあ人並み程度にはできてると思う。
味見はしてないけど、まあなんとか……
「………え、待って…私の味覚がおかしくなければ…
これ絶対クッキーじゃないよね椿」
「え?」
「椿、しょっぱいしすっぱいのはなんでですか?
よく砂糖と塩間違えたとかなら聞きますけど、なんで酸味があるんですか」
「それにアイスボックスクッキーもどきみたいな見た目だよ…
今度私、料理教えようか…?」
「あ、俺今日仕事あるから…じゃなくて、もうお腹いっぱいだからありがとう」