学園世界のイロジカル
04.龍蛇神篇
_君だけを守ると決めたあの日の誓いは
いつまでも、忘れることなどできない_
「おめでとう。
君は見事"編入試験"合格だ」
「ありがとうございます」
ぽつりと、ただ一言こぼす。
俺の頭には、合格を喜ぶ思いと
あの人のことに関する思いしか、なかった。
「君はなぜこここへ?
裕福な暮らしをしていたのだろう?」
裕福な暮らし。
この人は、俺に関する出来事を知っているのだろうか。
いや、きっと知っている。
知っていて、聞くのだろうか。
「……君がこの学園に編入しようとしたきっかけはなに?」
きっかけ?そんなの決まっている。
俺は目の前にいる人物を睨むように見つめた。
「…守るために、です」
「……そっか」
とある少年はただ願った
『護りたい』
いつまでも、忘れることなどできない_
「おめでとう。
君は見事"編入試験"合格だ」
「ありがとうございます」
ぽつりと、ただ一言こぼす。
俺の頭には、合格を喜ぶ思いと
あの人のことに関する思いしか、なかった。
「君はなぜこここへ?
裕福な暮らしをしていたのだろう?」
裕福な暮らし。
この人は、俺に関する出来事を知っているのだろうか。
いや、きっと知っている。
知っていて、聞くのだろうか。
「……君がこの学園に編入しようとしたきっかけはなに?」
きっかけ?そんなの決まっている。
俺は目の前にいる人物を睨むように見つめた。
「…守るために、です」
「……そっか」
とある少年はただ願った
『護りたい』