学園世界のイロジカル
1.消えた友人
「これが龍矢から届いたメール。
そしてナミは音信不通状態。実用魔法協会も、今日はナミには仕事がないって言ってた」
柊が見せてきたポイセのメッセージ。
そこには龍矢との会話のログが。
静かな音楽が流れるカフェで、私はゴクリとコーヒーを一口飲んだ。
【俺の立てた誓いが壊れそうになるのなら
俺は俺の命を賭けてでもそれを阻止する。
もしもあいつがまた、俺のせいで傷つくのなら
俺は俺の命を捨ててでも助けてみせる】
「なんですか、これ…」
「分からねえよ…」
龍矢…なにこれ……
朝は、元気だったじゃん。私のクッキー食べて苦笑いしてたじゃん。
なのに、なんで急に……
「…ねえ、ここにいる"あいつ"って誰……?」
「俺は知らない。よく考えればあいつのことなんて全然分かんねえんだよ、俺は。
ただ…ナミが関係してるとはどう考えても思えねんだよな」
ナミのメッセージを見てみたけど…もちろん私のところにもナミからの連絡はなかった。
電話をかけても繋がらないのは、もう確認済み。
そしてナミは音信不通状態。実用魔法協会も、今日はナミには仕事がないって言ってた」
柊が見せてきたポイセのメッセージ。
そこには龍矢との会話のログが。
静かな音楽が流れるカフェで、私はゴクリとコーヒーを一口飲んだ。
【俺の立てた誓いが壊れそうになるのなら
俺は俺の命を賭けてでもそれを阻止する。
もしもあいつがまた、俺のせいで傷つくのなら
俺は俺の命を捨ててでも助けてみせる】
「なんですか、これ…」
「分からねえよ…」
龍矢…なにこれ……
朝は、元気だったじゃん。私のクッキー食べて苦笑いしてたじゃん。
なのに、なんで急に……
「…ねえ、ここにいる"あいつ"って誰……?」
「俺は知らない。よく考えればあいつのことなんて全然分かんねえんだよ、俺は。
ただ…ナミが関係してるとはどう考えても思えねんだよな」
ナミのメッセージを見てみたけど…もちろん私のところにもナミからの連絡はなかった。
電話をかけても繋がらないのは、もう確認済み。