学園世界のイロジカル
…けど、絶対に…!




「あんたたちを越えて、あの2人のところに行くっつーの!!」




手を勢いよく頭上に挙げる。



手に身体中の熱が集まるような、そんな感じ…!




「もうあんたたちの物は、私が盗み済みですし!

ざまあみろやー!!」





手を横に振ると…指の先から直径10cmぐらいの氷の球がパラパラと出て来て、魔法使いたちに向かう!



いきなりの私の攻撃に驚いたのか動けなかった魔法使いの3人が当たって、痛がってる。




もう1回!



「今度は、もっとでっかく…!」



私は知ってる、もっと大きな球を作る方法を。


指先にもっと力を込めて…大きな球をイメージして…




「いって!!」



放たれた大きな氷の球は、魔法使いたちにドン、ドンと当たる。



それに追い討ちをかけるように実体化した零が攻撃し、倒していってる。




「…お前ら、ジャマだ。

素直に俺様の道を開けろ」




「…柊」




相変わらずかっこいい笑みを漏らした柊の指が、タブレットに届いた瞬間…



魔法使いたちのいるところがドオオン!と大きな音をたてて煙を出した…!



ば……爆発!?

熱風みたいなのこっちまで来たよ…?p




「よし、行くぞ!

こいつらは当分眠ってる!1週間ぐらいな!」




「なっが!って、待って!!」




走る柊の後を必死で追いかける。



速い…けどここで止まったら、まだ倒してない矢を放っている何人かの人に討たれる!



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