学園世界のイロジカル
管理委員会の(一応)No2であるシロさんと、
特務補助隊にいながらも魔法使いとしての実力が名高いメガネ先輩と一緒に行動することを伝えれば大体の人が安心した顔つきになった。
それほどこの2人は絶大な信頼を寄せられているらしい。
「…あ、クマちゃんの足跡発見したよ、椿ちゃん。
これを追おうか」
「見たところ1体のようですが、確かに普通のクマよりでかいですし…魔物の可能性があります」
…やっぱり魔物なんだ。
気を引き締めていかなきゃ。
クマ…普通の動物でも凶暴で怖い方なのに、その系統の魔物なんて。
すごく強いに決まってる。
「…そういえば、被害者の方が妙なことを言ってました」
「妙なこと?」
「ええ…確か」
メガネ先輩はちょっと考えるように目を伏せると、
「『クマは操り人形のようだった』…とかなんとか」
「「"操り人形"?」」
特務補助隊にいながらも魔法使いとしての実力が名高いメガネ先輩と一緒に行動することを伝えれば大体の人が安心した顔つきになった。
それほどこの2人は絶大な信頼を寄せられているらしい。
「…あ、クマちゃんの足跡発見したよ、椿ちゃん。
これを追おうか」
「見たところ1体のようですが、確かに普通のクマよりでかいですし…魔物の可能性があります」
…やっぱり魔物なんだ。
気を引き締めていかなきゃ。
クマ…普通の動物でも凶暴で怖い方なのに、その系統の魔物なんて。
すごく強いに決まってる。
「…そういえば、被害者の方が妙なことを言ってました」
「妙なこと?」
「ええ…確か」
メガネ先輩はちょっと考えるように目を伏せると、
「『クマは操り人形のようだった』…とかなんとか」
「「"操り人形"?」」