学園世界のイロジカル
菊が言ってた…強い女の、1人目の可能性もある!




「…準備はもう、ほぼ整っているらしいよ。

あたしはあの2人のあとについてくだけだけどね!」




どこに…どこにいる?



四方八方、どこからも聞こえてくる気がして…



発声源が分からない!





「…椿さん。

…もう、半世界は壊れかけてるよ?」




「…っ、!

あなたは誰…!」





…もう、返事はなかった。



ここら辺には、私とシロさんとメガネ先輩の3人だけ。




「…シロ。最近管理委員会上層部が動いていると思ってましたが…

今の声に関係あるのですか?」




そっか、メガネ先輩はまだ…


…けどこれはきっと、大きい問題にしちゃいけない。



でも、メガネ先輩に隠し事なんて…




私たちが黙っていると、メガネ先輩の短いため息が聞こえた。




「別にいいです。

けれど…私に力になれることがあったらいつでも言ってくださいね」


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