学園世界のイロジカル
私と零の手に置かれたのは…スマホ、で。
私がキレイなルージュのように光沢がある赤のスマホで、零はちょっとシックな深緑。
「…研究者チームで開発したって言ってるけど、日本では半数以上が持ってるスマホじゃないのよ」
実際半数以上の人が持っているのかは知らないけど…ド田舎暮らしの私でも持ってたぞ!?
…非常に電波が悪かったけど。
20分ほどバスで下れば普通に町で。そこで買ったんだよね。
「いいや、これはただのスマホじゃない」
「じゃ、何なんですか?これ」
零はまだ機嫌が直らないのか、眉間にしわを寄せたままスマホ(?)を指さした。
「基本、半世界の住人はこの端末を”ポイセ”と呼んでるけどな」
「”ポイセ”!?
…なんか可愛いね、名前。
でもなんで、そんな変な名前?」
そんな私の質問を無視して、柊は1人スマホ…じゃない、ポイセのでっかい版な気さえしてくるタブレットを操作していた。
操作して10秒もたたずに、ちょっと笑みを浮かべながら私と零にタブレット画面を見せつけてきた。
「”ポイント制度”…?
なに、これ?」
ポイント制度とかかれている画面の下には”現在のポイントを見る”という文字があって。
…まるで、押してくれと言ってるみたいな。
私がキレイなルージュのように光沢がある赤のスマホで、零はちょっとシックな深緑。
「…研究者チームで開発したって言ってるけど、日本では半数以上が持ってるスマホじゃないのよ」
実際半数以上の人が持っているのかは知らないけど…ド田舎暮らしの私でも持ってたぞ!?
…非常に電波が悪かったけど。
20分ほどバスで下れば普通に町で。そこで買ったんだよね。
「いいや、これはただのスマホじゃない」
「じゃ、何なんですか?これ」
零はまだ機嫌が直らないのか、眉間にしわを寄せたままスマホ(?)を指さした。
「基本、半世界の住人はこの端末を”ポイセ”と呼んでるけどな」
「”ポイセ”!?
…なんか可愛いね、名前。
でもなんで、そんな変な名前?」
そんな私の質問を無視して、柊は1人スマホ…じゃない、ポイセのでっかい版な気さえしてくるタブレットを操作していた。
操作して10秒もたたずに、ちょっと笑みを浮かべながら私と零にタブレット画面を見せつけてきた。
「”ポイント制度”…?
なに、これ?」
ポイント制度とかかれている画面の下には”現在のポイントを見る”という文字があって。
…まるで、押してくれと言ってるみたいな。