学園世界のイロジカル
「半世界の存在を人間界に公表するのは多分23日。
22日には全ての準備が整ってるはずなんだ。
22日の朝になっても来なかったら、あっちは油断する可能性がある、諦めたとね。
そこを…狙えばいい、と」
22日に…私たちは王城に向かうってこと?
「おう、いいんじゃねそれで!」
「僕もいいと思いますけど」
「私はそうゆうの考えつかないし、任せる!」
みんなが次々にうなずく中…私だけがうなずけずにいた。
だって…だって……
「椿はどう思う?」
龍矢の言葉に、過剰に反応して肩ごと揺らしてしまった。
そんな私をおかしく思ったのか、ナミが「どうしたの?大丈夫?」と心配してくれた。
…けど、私はその言葉に返すものが見つからなかった。
「おい、椿…大丈夫か?」
…落ち着いて。
私、落ち着いて。
これはきっと、たまたまだよ。
決して…王家が故意で仕組んだものじゃないはず…
…でも菊は、沙羅のことを…
22日には全ての準備が整ってるはずなんだ。
22日の朝になっても来なかったら、あっちは油断する可能性がある、諦めたとね。
そこを…狙えばいい、と」
22日に…私たちは王城に向かうってこと?
「おう、いいんじゃねそれで!」
「僕もいいと思いますけど」
「私はそうゆうの考えつかないし、任せる!」
みんなが次々にうなずく中…私だけがうなずけずにいた。
だって…だって……
「椿はどう思う?」
龍矢の言葉に、過剰に反応して肩ごと揺らしてしまった。
そんな私をおかしく思ったのか、ナミが「どうしたの?大丈夫?」と心配してくれた。
…けど、私はその言葉に返すものが見つからなかった。
「おい、椿…大丈夫か?」
…落ち着いて。
私、落ち着いて。
これはきっと、たまたまだよ。
決して…王家が故意で仕組んだものじゃないはず…
…でも菊は、沙羅のことを…