学園世界のイロジカル
「じゃあシロ、お前は予定通り俺らと一緒にはついていかないで、管理委員会のNo2の指示の腕前を見せろ…俺らの動きを頼むからな」




「りょーかい」




「ナミ、お前は最初の方は攻撃魔法を使うな。

ここ1、2ヶ月で魔力が格段に上がったとはいえ、無理はするなよ」




「らじゃ!」




「龍矢…お前は常に周りを見ることを忘れるな」




「ああ」




「零。俺とお前は研究と同時になんども対戦して強さを極めた。

今日こそそれを発揮する日だからな」




「はい」







「…椿。

絶対勝ってやって、この世界…救ってやろうな」



「ふふっ、もっちろん!!」






みんな目を合わせて、にっと笑った。



零もちゃんと笑ったんだ。




「…行ってやるぞ、王城に!!」



「「「「「おー!!」」」」」






大雨の中、私たちのかけ声だけが響いた。



…王城の前にいざ立ってみると、まだ怖い。でも…




「…いってやろうじゃん。

見てなさい、王家共!」





…私は決めた。



この世界を最後まで…護りぬくって!






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