学園世界のイロジカル
6.ポニーテールの女性
作戦通り、私たちはあの王立図書館の書庫への入り口の前に来ていた。
…見張りは増えてる。あんなところに7人も、不自然すぎる。
けど…7人なんて私たちには楽勝!
「零、行け」
「…分かりました」
そう答えた零は、すぐに…"消えた"
でも実際、零は消えてなんかいない。
私たちが、風景の幻を見ているだけなんだって。
そしてほら、今…
「お前は誰だ!…くそ、とらえるぞ!……っ、ぐはっ!?」
何人もの兵士がうめき声をあげて、バタンバタンと倒れていく音が響く。
大雨だっていうのに、男たちの声が聞こえた。
…そしてすぐに零は私たちの前に。
「どうぞ。薬品で眠らせたので当分は起きません」
「さんきゅー、零!
…柊」
「ああ」
柊を先頭にして、私たちは後につづく。
今、雨が冷たいだとかそんなのはもう関係ない。
…見張りは増えてる。あんなところに7人も、不自然すぎる。
けど…7人なんて私たちには楽勝!
「零、行け」
「…分かりました」
そう答えた零は、すぐに…"消えた"
でも実際、零は消えてなんかいない。
私たちが、風景の幻を見ているだけなんだって。
そしてほら、今…
「お前は誰だ!…くそ、とらえるぞ!……っ、ぐはっ!?」
何人もの兵士がうめき声をあげて、バタンバタンと倒れていく音が響く。
大雨だっていうのに、男たちの声が聞こえた。
…そしてすぐに零は私たちの前に。
「どうぞ。薬品で眠らせたので当分は起きません」
「さんきゅー、零!
…柊」
「ああ」
柊を先頭にして、私たちは後につづく。
今、雨が冷たいだとかそんなのはもう関係ない。