学園世界のイロジカル
うまくまるめこまれた気がしないでもないけど…黙って従っておく。



王城に1番入ってるのは実際龍矢だけど、龍矢の場合はこうゆう目立った道じゃなくてもっと王城の隠し通路みたいなところばっかり知ってるんだって。



でも今そこは警備が強いかもしれないから…



ということで、正規のルートに強い柊が先頭なのだ。




柊はこんなんでも将来有望な"第一席"の高校生研究者。



いろいろパーティーとかに招かれることも少なくはないらしく…



なんだかんだ顔も広いし、王城内部には詳しいのだとか。





「お前ら、堂々としてろ。

特に椿。そのカッコだし」




…やっぱり浮くってことじゃん。


けどそんなことは口に出さず、胸を張って歩く。






長月宮の五傑席。その名は半世界中に知られてると言っても過言ではないらしい。


…うん、知ってたけど。



知ってたけどさ。



「…3人のせいで私のパーカー効果以上に目立っちゃってるじゃん…!」






「あはは〜ごめんね〜椿〜」



「いやぁ俺たちも有名になったもんだね」



「…笑ってる場合じゃないですけど」




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