学園世界のイロジカル
けど…物音1つしない。




ふっと…ちょっと胸をなでおろした、その時。





_ウウォオオオオォォォォォ!!



_キイイイイィィィィ!!



_ガアッガアッガアッガアッ!!





…なに、これ。


なんで周りのいたるところから…動物の鳴き声が?



危機感を感じて、すぐにシロさんのポイセに電話をかける。



この動物の鳴き声を聞けば、シロさんも職に詳しいからなにか…!




…待って。


確かに鳴き声の中に…あの動物の咆哮が…





「…待ちくたびれてたよ、みなさん」




あの、声だ。

可愛らしい女の子の声…森で聞いた…!



「この日にやっぱり来るとおもってたよ。

あたしの予想通りだ」



この人だ!

ナミが言ってた、不思議な職持ちさんって…!


魔法使いじゃないはずなのに、魔法が使える人。


そしてきっと…ここにいる動物を、あのクマちゃんの時みたいに操ってるんだ!


現にさっき…クマの咆哮が聞こえた!








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