学園世界のイロジカル
ウソ、まだ見えてないの!?




「ナミ!なんか、こう…姿を消しているのを現す!みたいな魔法、あったらあそこら辺にかけて!!」




「あるある!

よく分からないけど椿が言うなら…って、きゃあっ!?」




急に魔物が金棒を振ってきた!


もう見た目は完全に鬼だって!



で、ココはなんでそんな安定しない肩に座ってられるの!!





金棒をゆっくり元に戻す魔物。



その目が次にとらえたのは…私だった。




やっばい、逃げなきゃ…!



走り出した瞬間、ついさっきまで私がいたところに金棒が振り下げられ、その勢いでできた風にのまれ、吹っ飛ばされる!



前のめりに思わず転ぶ。




いった…でも、こんな痛み、考えてる場合じゃない!



上を見上げると…また私に向かって金棒が落ちようとしていた。




急いで避けるけど、力を奪う隙もない!




…っ、どうしよう…!




そんな時、急に魔物がふらっと揺れる。


体になにか巻き付いてる…あれは、鎖…?



そうだ、あれは電気鎖!柊の!




ココは気付けば降りてるし…ちゃっかり…




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