学園世界のイロジカル
「これで1回気絶してくれ!」




タブレットを操作して、次の瞬間ビリリ!という音と一緒に電気鎖が光る。




それに合わせるように魔物は細かく動く…



電気が通じた!?



やった!




「…これぐらいの電気に、弱るわけないんだよ。


分かって、しゅ…ん、これはダメ」




ココ…!


ココの言った通り、電気鎖が動かなくなった後…まるでなにもなかったかのように魔物は動きだした。




…にしてもココ、何か言いかけてなかった…?




それは置いといて!今は魔物だ!





早くコイツを倒さなきゃ…私が力を奪って、コイツと同レベルになったほうが倒しやすい!



でもそんな隙、生まれない…!





魔物は次に…柊を選んだのか、柊に向かって金棒を振りかざした。



華麗に避ける柊…けど、ちょっと待って。



魔物の動きが急に速く…!




「ぐあっ!」




「柊!」




急に動きが速くなった魔物の金棒がかすり、柊が吹っ飛ぶ。


かすっただけで、あんなに…!




すぐに駆け寄った私とナミ。




「ちょっと柊大丈夫!?」


「ああ…くっそ」



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