学園世界のイロジカル
「明日だけど、ドレスはこちらで手配している。

会場へは自分の足で行くことになるが、行ったらすぐにスタイリストが自分の元へ来るだろう。すぐに衣装室に向かい、着替えることになるからな。


あと、できるだけ時間には遅れるな。新入生が主役なのに、遅れたら先輩方に目を付けられるぞ」




「りょーかーい」


「分かりました」






「…おい椿、本当にお前分かってんのかよ」



ちゃんと分かってるって!



時間も遅れないし!


ニコニコ笑って見せるけど…柊の顔は、明らかに不信そうな顔で。




「大丈夫大丈夫!

全部覚えてるよ!


王城で午後8時からでしょ?」




「…午後7時半からだし。

お前バッカじゃねえの!?」





「いや、いやいやいや!

冗談に決まってるじゃんもー!分かってる分かってるい!」






「今のは絶対分かってませんでしたよね」





零がとても冷静にツッコむ。


えー…あー…




「…すいませんでした!」






2人が呆れた顔を浮かべたのは、無理もないことで。







けど、なんだかもっと明日が楽しみになった。







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