学園世界のイロジカル
魔物は宙に1度浮かんでから、10m以上吹っ飛んで、激しく体を打ったみたい。




そして…魔物をとばした張本人である龍矢が、スタっと降りた。




さっすが零と龍矢!




零で敵を混乱させて、その隙に龍矢が攻撃する!




いつの間にそんな作戦を!




「ああ、シロさんが指示してくれたんですよ」



「さすがNo2だよね。戦闘指示がはっきりしてて分かりやすかったし、シンプルなにに効率的な作戦だよ」




「へえ、シロさんが!

やるじゃん!」



たまには役に立つー!シロさん!




「…でも、まだダメだったらしいね」




え?


後ろを恐る恐る振り返ると…あちゃー、まだ意識があったらしい、魔物がむっくり起き上がった。




しかも…さっきより殺気立ってない?



いくら感情がないとはいえ…殺意だけは備えられてるっぽいし。



まあ魔物だし…そりゃそうか。



目だけでココを探すと、ココはうっすら笑ってる。




…今でもあのデザイナーさんが敵だって信じたくはないけど、そんなこと言ってられない!



絶対に、負けない!




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