学園世界のイロジカル
「"アンチ・サイ"…

それがお前の能力の"名前"だ」




アンチ・サイ…能力の、名前…?


え、待って。ってことはもしかして、菊って…!




「こいつは正真正銘の"超能力使い"…

人の能力を無効果にすることができる、まあチート的な能力を持ってやがる」




超能力使いいぃ!?


私と同じじゃん!




「た、確かに相手がいないと意味のない能力だし!」




「はい。その通りです。

さすが管理委員会、なかなか詳しいですね」



シロさんを知ってるのか…


まあそりゃあ有名だろうけど…




菊は戸惑う私の表情を見て、また笑い出す。


…あーイラつく!



「ちょっと菊!さっきから人のこと笑ってばっかじゃん!

正々堂々勝負にさっさときなさいよ!


…すぐに終わらしてあげるから!」





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