学園世界のイロジカル
5.単独行動
「…おい零、現在時刻」
「午後6時…開始まであと1時間半です」
「チッ…急げ、もっと走るぞ!」
…体力には、やはり自信があるけれど。
この何でも完璧男たちには、やっぱり敵わないって!
かれこれ15分ぐらい、結構な速さで薄暗い石壁の中を走り続けている。
…でも、前も後ろもなにも変わらない。
「…ちょっと、ちょ、きゅ、休憩しよ!」
「あぁ?んだよ、俺と龍矢の地位がかかってんだよ」
「俺は別にどっちでもいいけどねー」
「お前は黙ってろ!!」
柊はやはりイライラが収まらないようで、冷静な態度の零や龍矢に対してさっきから強い当たり方してる。
龍矢は…冷静というか、なんというか…
その龍矢はというと、大して使えないポイセをいじっているようだった。
目にも止まらない速さでいろいろなところをタッチして、何ケタのもパスワードを打ち込むと、ずららーっと並んだとあるページに行きついたようだった。
「さっきも言ったけど、1日限りじゃこの程度の情報だね」
「…この情報量、普通の奴だったら1週間かかるっての」
龍矢のポイセを受け取り、画面を見ながら苦笑いを浮かべる柊。
「午後6時…開始まであと1時間半です」
「チッ…急げ、もっと走るぞ!」
…体力には、やはり自信があるけれど。
この何でも完璧男たちには、やっぱり敵わないって!
かれこれ15分ぐらい、結構な速さで薄暗い石壁の中を走り続けている。
…でも、前も後ろもなにも変わらない。
「…ちょっと、ちょ、きゅ、休憩しよ!」
「あぁ?んだよ、俺と龍矢の地位がかかってんだよ」
「俺は別にどっちでもいいけどねー」
「お前は黙ってろ!!」
柊はやはりイライラが収まらないようで、冷静な態度の零や龍矢に対してさっきから強い当たり方してる。
龍矢は…冷静というか、なんというか…
その龍矢はというと、大して使えないポイセをいじっているようだった。
目にも止まらない速さでいろいろなところをタッチして、何ケタのもパスワードを打ち込むと、ずららーっと並んだとあるページに行きついたようだった。
「さっきも言ったけど、1日限りじゃこの程度の情報だね」
「…この情報量、普通の奴だったら1週間かかるっての」
龍矢のポイセを受け取り、画面を見ながら苦笑いを浮かべる柊。