学園世界のイロジカル
「え!?」




慌てふためくナミ。



そりゃそうだ。




人形たちがナミをどんどん追いつめているんだから。





「命を持たない物なら遠隔操作できるシールとか作ってたんだよな。

おもちゃ、というかラジコンみたいに遊べるように。



なんだかんだ危険だからって発売はなしになったけど…おもしれえから何個か持ってたんだよ」





た、確かに人形たちの背中に…白いシール貼ってある!!



しかもそれは電気鎖に押さえつけられて、簡単にはとれなさそう…!






「はい、前進」





そうすると人形たちの歩幅のスピードが上がってゆく。




ナミは…その人形たちを見つめているだけで、何も動かなかった。




なんで…?



ナミの炎の魔法なら、一瞬で焼き尽くせそうなのに。






そのナミの様子を見て、もう1度柊は笑った。




「やっぱり俺の予想、的中」





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