学園世界のイロジカル
非現実すぎる世界だし、支えてもらわないと。



それにみんなが支えてくれるからこそ、楽しい生活をおくれる気がする...なんて。




そんなことを思っちゃった私はきっともう、この世界に慣れてしまってる。



あーあ、でもまだ認めたくない。だって悔しいじゃん!



たった3日で慣れちゃうなんて。






「あーもー椿!

かわいーこと言ってくれるねえ!」



「うわあっ!?


ちょ、背中重い重い!」




「零も素直じゃねえな、右に同じなんてよ」




「...別に」





もう、また笑ってるし!


そんな状況じゃないって事ぐらい、時間見て分かったでしょーが!!





残り15分しかないんだから!





「はは、2人もなかなか言ってくれたし。

探しに行きますか」





柊はフッと笑うと、奥の扉を見る。




「別に龍矢は心配いらねーと思うんだけど」



「なんでよ、1人だし危険じゃん!」




確かに龍矢はかなり強いらしいし、忍者としての腕も相当なものらしい。



いつも余裕そうな顔してるけど、龍矢だって万能じゃないでしょ。




先頭をきって歩き出した柊について行きながら、そんなことを思う。



すると柊とナミは意味深な顔で笑いあいながら、扉のノブへと手を伸ばす。





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