未来の為に生きる彼女
負けない
生きたい
いや、生きる
諦めない
私の身体は、
癌と共存し乗り越える。
前向きな気持ちを
彼女は伝えていた。
この状況下
自分が癌になってしまったとき、
彼女と同じ気持ちで戦えるだろうか?
私なら、もしかしたら諦めてしまうかも知れない。
たいした人生じゃない。
そう思ってしまうかもしれない。
そんな考えを砕くように
彼女は強い意思を示していた。
彼女を応援したい。
癌に負けないでほしい。
しかし私は応援しか出来ない。
祈ることしか出来ない。
本当にちっぽけで無力な存在なんだ。
でも何か出来ることはないだろうか……。
そう考え、まず思い付いたことは
中学、高校の頃の同級生たちに
色紙を書いてもらおう。
と言うことだった。
少しでも元気付けられないかと思ったのだ。