未来の為に生きる彼女
まず私は何人か連絡先を知っている中学校の同級生に
連絡を取った。
事情を話し、空いている予定を聞き
直接会いに行き色紙を書いてもらった。
そのあとはlineに70人程のグループがあることをしり
そこに招待してもらった。
そして大まかな内容を書いた。
彼女が胃がんになったこと。
色紙を作りたいこと。
皆に一言でいいので書いてもらいたいこと。
何人かは応答があったが
その数はごくわずかだった。
仕事の関係もあり忙しいのであろう。
しかしこんな事で色紙は埋まるのだろうか?
不安だった。
皆が皆、彼女のことを知っているわけではない。
もしかしたら関わりがあまりない子にとっては迷惑なのではないだろうか?
私の考えは浅はかだったのだろうか?
色紙だけでは足りないと思い
アルバムも用意していた。
写真とメッセージを添えて
中学校の写真や
お世話になったバドミントンのコーチからの一言を
貼り付けていた。
しかし一向に中学校の同級生たちの写真は集まらなかった。
何人かはあった時に写真を撮り
印刷して貼り付けることは出来たが
どうしよう。
こんなペースで大丈夫だろうか?
色紙すら埋まらないのでは??
私の言葉では動いてくれないかもしれない。
どうしよう。
元気づけたいのに。
どうしよう、不安だ。