未来の為に生きる彼女

そして迎えた当日。
私の仕事が終わったのが21時半。
急いで目的の場所に向かっていた。

待ってくれている友人のところに
急ぎ足で。


最寄り駅につき、改札をでてすぐ
見覚えのある面々が目の前に現れた。
名前は出てこなかったが顔は覚えていた。

中学の時の同級生の男子だった。

スーツを着ていて、とても大人びていたが
あまり変わっていなくすぐに気が付いた。

向こうも私の存在に気づいてくれたようだった。

特に驚いたのはその人数だった。
連絡が取れた子が声をかけてくれたのだろう。
10人くらいはいただろうか?

軽く言葉をかわし、私はお礼を言った。

「本当にありがとう!
来てくれてありがとう!」
と。

『何か手伝えることあったら言えよ!!
出来る限りのことするからさ!』

とてつもなく響く言葉だった。
不安だった気持ちはどこかに行ってしまった。
呼びかけているのは私だけじゃないんだ。
そう思った。

しかし何か一言行く!!だけでも
返答がほしかったものだ...。


何はともあれ
彼らが去った後急いで目的地に向かった。

そこには数名の同級生

そして

テーブルいっぱいに広がる
たくさんの鶴があった。

男子も女子も何人か残り
折っていてくれた。

中には時間がないため家で折ると
持って帰ってくれた子もいたようだった。


そして、不安だった色紙のほうは

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